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台湾旅行(14) 4日目・最終日 ~鹿港から桃園空港へ~

14回目の台湾旅行最終日。
昨日は鹿港の夕方から夜の姿を楽しみました。九份もそうですが、台湾で観光地となるような昔ながらの街並みは、観光客が引きひっそりとした夜こそ、その魅力が最大に発揮されるような気がします。

最終日の今日は10時過ぎのバスで台中、高速鉄道に乗り換え桃園空港から帰国というスケジュールです。

まずは朝の鹿港を散策します。
街の西にある摸乳巷。昨日行った九曲巷よりさらに細く狭い路地です。幅が70cm程しかなく、すれ違うと胸に触ってしまうということからこの名がついたそうですが…ここまでくるともはや家と家の隙間を強引に通ってるだけのような気もしますが、防火の役割も持った立派な道です。この道の入口には一応看板もありますが、スマホのGPSを見ながらでないと一発で見つけるのは難しいです。

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大通りに出て北へ向かうと庶民的な市場もありました。観光スポットからは少し外れていますが、鹿港の生活感が溢れるエリアです。

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昨晩訪れた老街ももう一度。やはり夜の方が雰囲気がありますね。それにしても9時前からすごい暑さ…。

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名物のカキをむいているおばさん達。

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最後に昨日の肉まんをもう一度食べたくなり、また阿振肉包に行きました。
肉まんは今食べる用、具のない饅頭は東京に持ち帰えります。

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宿へ戻るため歩いていると、後ろから中年の男性に声をかけられました。

「ニホンジン?」

台湾ではまぁたまに声をかけられることはあるのですが…男性は私の持つ阿振肉包の袋包を指差しながら「ボス」だと。えぇーーっ、肉まん屋のご主人!! その後は英語と日本語を織り交ぜながら、この店の味に感動し、修行をして東京で店を開いている日本人のことや野球のことなどしばし立ち話。記念の写真まで撮らせてもらってお別れしました。こんなサプライズも嬉しいですね。

鹿港を10時12分の台湾好行バスで高鐵台中駅に向かいます。台中行きのバスは通常の路線バスも走っていますが、時間が丁度よかったのと、観光客向けの急行バスなので途中停留所が少なく、所要時間が若干早いのもメリットです。乗り場は宿から歩いても10分弱なのですが、スタッフの方がカートで送ってくれました。カートを準備していると、ラウンジで床に這いつくばっていた宿の飼い犬が猛ダッシュ。我先に運転席に乗り込み、降ろそうとしても微動だにしません。

結局犬を載せたままバスターミナルに出発します。頭を外に出して颯爽と風を切りながらご満悦。カートに乗るのが大好きなんですね。このあと別の欧米人客を乗せてもう一周してきましたが、もちろん犬も同乗していました。

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台湾好行バスは彰化の中心部を抜けて台中を目指します。しかし途中台鉄の跨線橋の上で大渋滞。ただの信号渋滞かと思ったのですが、何か様子が変。反対側の車線は1台もクルマが通っておらず、何人もの人達がほうきとチリトリを持って道を掃除しています。こんな平日の真昼間に幹線道路の橋を封鎖して掃除とは、台湾もやるな…と関心したのですが、あとで台湾のニュースサイトを見たら、まさにこの光景がトップニュースに。なんでも釘ネジを過積載したトラックから積み荷がこぼれ、この橋の前後数kmにわたってばら撒いていったそう。当然後続車がその釘ネジを踏んでタイヤに刺さりみんなパンク。近所の自動車修理屋さん大繁盛。とまぁ台湾でも大ニュースになるような場面に遭遇していたのでした…。

おかげで周辺の道路は大混雑。結局台中についたのは定刻よりも30分近く遅延。予定していた高速鉄道にも間に合わず、1本遅い列車に乗ることになりました。

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台中駅で昼ごはんの駅弁を調達。なんだかかなり日本ナイズな弁当に手を出してしまいました。味は推して知るべし。

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列車が1本遅れたとはいえ、もともと桃園で買い物をする予定だったため、かなり余裕をもったスケジュールだったので影響はなし。高鐵桃園駅前のアウトレットモールに足を運びます。

高鐵の駅前には開業が遅れに遅れている桃園機場捷運の駅もすでに完成済み。これだけ見るといつ開業してもおかしくない雰囲気ですが、信号システム関係のトラブルがあり開業のめどは立っていないそうです。もう何年も前から、次に台湾来るときは開通してるんだろうなぁと思いつつ、未だに未定とは…

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駅から道を一本渡るとすぐ向かい側が華泰名品城(グロリア・アウトレット)です。月曜の昼下がりということでモール内は閑散。いや近くの林口に三井アウトレット・パークがオープンしたので、もしかしたらいつも閑散なのかもしれませんが。

ここでのお目当てはイギリス発のスポーツ・カジュアルブランド Superdry。「極度乾燥(しなさい)」という怪しい日本語で有名なアレですね。最近は訪日観光客が堂々と書かれたバッグを引っさげている姿もよく目にするようになりました。さすがに日本未上陸のブランドです。台湾でもかなり目にします。
はじめは気にも留めなかったですが、ここまで世界的なブランドになってくると気になる気になる。

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店内には「会員証な」とか意味不明の日本語が書かれたTシャツやバッグがたくさん。でも漢字圏の台湾だからか、アルファベットデザインの方が比率としては高かったです。それでもTOKYO、OSAKA、JAPAN、Superdry、とまぁ日本人が見たらこっ恥ずかしいデザインは、ある意味シュールで個性的です。

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またこのSuperdryが厄介なのは、そこそこ品質がよくお値段も高めなこと。ふざけた日本語Tシャツ5,000円は、ネタとして買うには少々抵抗ある定価。それでもここはアウトレットなので半額セール中。妻はTシャツ、私はビーチサンダルを購入。いやぁこのブランドを身に着けている日本人って、想像しただけでも笑えます。もちろん日本で着る勇気はないですが…。


高鐵桃園駅から空港はバスで15分ほど。空港のショップで台鉄普悠瑪号デザインのご当地マグネットがあったので購入。写真では分かりづらいですが、左上の猫空覧車がバネで飛び出してきています。私のご当地・観光マグネットコレクションでも初めてのスタイルです。

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帰りもトランスアジア航空のA320で帰国です。

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台湾旅行(14) 3日目 ~梨山から鹿港へ~

幸福バスで梨山を下山

早朝目を覚ましベランダに出てみると素晴らしい雲海が広がっていました。下界と違い空気もひんやりと冷たく、清々しい朝です。

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朝食を済ませて目の前のバス停へ。今日は8時発の豊原客運で下山します。バスは台中の北に位置する豊原行き。本来であれば直線的に台中方面へ通じる道路があるのですが、災害で長らく通行止めになっていて、このバスも南へ大きく迂回し南投県埔里を経由して運行しています。乗り通せばなんと6時間!! しかもマイクロバス!! この路線は幸福バスと呼ばれていて、運転士さんもほぼ固定されていることから、地元の人とのふれあいを描いたドキュメンタリーがYoutubeでも見ることができます。


出発前の幸福バス。犬が乗客を出迎えています。

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同時間帯には宜蘭行きのバスも出発を待っていて、昨日乗ってきた運転士さんが折り返していきます。私たちのことを覚えていてくれたようで、物好きな日本人夫婦を笑顔で見送ってくれました。一方豊原客運のバスの運転士さんは、王さんというまさにYoutubeで見た番組で取り上げられていた張本人。ホント毎日同じ路線を担当されているんですね。感服。

梨山を出発したバスは集落の中でお客さんを拾っていき、ほぼ満席の状態。最後部には混雑時に補助椅子となるであろうプラスチック製のスツールが重ねてあります。

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これが路線図。気が遠くなります。

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バスは一路山を下り…と言いたいところですが、実は一旦ここからさらに高度を上げていきます。梨山自体も標高2,500mとかなりの高所ですが、台中側へ抜けるためには合歓山という3,000m級の山を越えていかなければなりません。

道はますます険しくなり、至るところで崩壊しています。

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花蓮との分岐点になる大禹嶺を過ぎると木々もほとんどなくなり、合歡山管理站で5分程の小休止。

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クルマで訪れることのできる台湾最高地点、3,275mの武嶺を過ぎるとここからは一気に下り坂。動きの軽快なマイクロバスなので、カーブや加減速の勢いが強く妻もやや酔い気味。

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天気もよくところどころ渋滞にはまりながら梨山から2時間半ほどで清境農場へ到着。バスの行程としてはまだ半分にもなってませんがここで下車。清境農場は退役軍人団体が運営する観光牧場で、羊が戯れる台湾らしからぬ牧歌的な雰囲気のスポットです。

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濃厚な羊ミルクも。妻は美味しくなさそうでしたが…

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ただ、山間の急峻な場所にあるため、牧場と言っても広大な草原が広がっているわけではなく、かなりの勾配の途中に施設が点在しており、まぁ下界の暑さを避けてここも凄い人混みですが、正直外国人観光客がわざわざ来るような場所ではありません…ではなぜここで下車したかと言うと、この近くのセブンイレブンに清境農場限定OPENちゃんグッズがあるという、まぁどうでもいい理由です。

こんな山奥にまでセブンイレブン。恐るべし台湾…

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そして、OPENちゃんグッズコーナー。

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そして、これがお目当ての清境農場限定OPENちゃんぬいぐるみ。

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もはや誰?
そしてあまり売れていないのか、どのぬいぐるみも袋の中に小さな虫が…

こちらはハローキティとのコラボグッズ。

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農場からセブンイレブンが予想以上に遠く、急いで買い物を済ませバス停に戻ります。
梨山からのバスは1日一本ですが、このあたりからは麓の埔里まで1~2時間おきにバスが走っています。バス停で待っていると次から次へとタクシーの運ちゃんが声をかけてきます。こんな山奥までタクシーが客引きに来るとは…朝下でお客さんを載せてきたのでしょうか? 最初は無視していたのですが、時間を過ぎてもなかなかバスがやってこないのと、まぁ料金だけでもと聞いてみると台中まで2人で700元とのこと。それってバスより安いじゃん…多少不安に思いながらもメモに書いて確認し、タクシーのお世話になることに。本来はバスで埔里まで行き、乗り換えて高鐵台中駅を目指すつもりだったため、料金もさることながら時間の節約がかなりできます。タクシーは途中霧社で混乗のお客さんを探しますが、結局乗ってくる人はおらず貸し切り。一時間半ほどで台中に到着してしまいました。

ここからは今日の宿泊地、鹿港を目指します。台中駅は高鐵の駅に隣接して在来線の新烏日駅があり、以前は随分と殺風景でしたが、今は鉄道グッズを扱うお店や、子供向けの遊び場もできて賑やかになっていました。

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台鉄のNゲージ模型も編成セットで売っています。普悠瑪の8両セットは8,500元…高い…。

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ここから10分ほど区間車に乗って彰化へ。日本設計台湾製造の新車が大分増えました。

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彰化扇形機関庫を満喫

彰化は台中の南隣の街。観光地としてはあまりクローズアップされませんが、今夜宿泊する鹿港への乗り換え地になります。そして最近有名になってきたのが台湾に唯一残る扇形機関庫。日本では京都の梅小路、今の京都鉄道博物館が有名ですが、日本統治時代1922年に建設された機関庫が今でも現役でしかもそれが一般公開されているということで話題になっています。

彰化駅の行李室に荷物を預け、駅を背に左へ7~8分、地下道をくぐって線路の反対側へ出ると扇形機関庫の入口があります。平日は月曜を除く13:00-16:00、土日は10:00-16:00まで無料で開放されています。

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敷地内は家族連れや鉄道ファンがたくさん。機関庫自体の大きさはさほどではありませんが、12列の放射状に拡がった線路には日本製の蒸気機関車やディーゼル機関車が収まっていて、堂々とした佇まいです。ここの凄いところは現役で稼働している機関庫を自由に見学できること。ロープや鎖で立入禁止区域が張り巡らされているわけでもなく(もちろん機関庫以外の場所は立入禁止です)本当に自由。日本では考えられない台湾の緩さに感服です。一方で自由ということは逆に一人ひとりに責任が注意義務があるということ。警備員さんはいますが、怪我の無いよう利用者同士が慎重に見学する必要があります。

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もう16時の閉館も近くなっていましたが、ちょうど仕事を終えたディーゼル機関車が車庫に戻ってきました。
転車台に載り一列だけですが回ってくれました。

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脇には展望台もあり、機関庫や本線を行く列車を見下ろすこともできます。

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大満足の機関庫見学を終え、帰りは駅の後ろ側を歩いていきます。途中旧型客車を再利用した物置? がありました。脇の建物は新しいので、もしかしたらカフェとかに改装するのでしょうか?

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彰化後車駅。バイクがエライことになってます。

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跨線橋を渡って正面へ。旧型の客車や特急列車が留置されています。中南部はまだこういう風景が残っているんですね。

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今日はここからバスに乗り鹿港を目指しますが、ここで少し腹ごしらえ。彰化の小吃として有名な「猫鼠麺」のお店に向かいます。駅から右手に徒歩10分ほど。「猫鼠麺」の看板を掲げたお店が見えてきます。

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画数多くて字面だけ見てもおどろおどろしい感じがしますが、もちろん猫や鼠の肉を使っているわけではなく、初代のご主人のニックネームからついたとか。注文したのは猫鼠三宝麺。鶏肉、エビ、椎茸のお団子がトッピングされた看板メニューです。ぱっと見台南の担仔麺にも似ていますが、スープはシジミの出汁がとても効いていて、今まで台湾では味わったことのない感覚。とてもさっぱりしていて、太目の麺によく絡み、トッピングとも相まって本当に美味しい麺でした。

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古都 鹿港へ

駅に戻り今日の宿泊地鹿港に向かいます。鹿港は鉄道が通っていないため、駅前のバスターミナルからは鹿港行きの路線バスが頻繁に発着しています。鹿港までの系統は複数あり、本数は少ないですがやや遠回りの系統もあるので注意が必要です。

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鹿港までは40分ほど。賑やかな鹿港のメインストリートを抜け托兒所バス停で下車。ここから歩いて5分ほどで今日のお宿「二鹿行館」です。

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鹿港は有名な観光地ではあるものの、宿泊施設が非常に少なく、こちらの二鹿行館は立派な建物ですがB&Bの民宿です。1階は食堂を兼ねた素敵なラウンジ。お部屋も広さ充分で、民宿ならではのオーナーの遊び心が所々に現れています。チェックインの時には奥さんが周辺の地図をもとに観光コースを英語で丁寧に説明していただけました。

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時間はもう18時前ですがまだまだ明るく、涼しくなったところで散策に出かけます。
宿から少し歩くと民俗文物館があります。今日はすでに閉館、明日は休館なので中は見ることができませんでしたが、とても立派な建物です。日本時代の豪商の邸宅で、中は多くの家具や美術品が展示されているそうです。

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さらに進むとメインストリート中山路に出ます。台湾各地の老街で見られる日本時代に建てられたバロック様式の建物が軒を連ねます。ただ鹿港の凄いところは、ここが老街ではないということ。他所では日本時代の建物が老街になっているところが多いですが、鹿港ではより古い清時代の建物の集まるところが老街なんですね。なのでここは新市街です…。

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中山路を横断してさらに西側へ進むと九曲巷。地図を持っていても一回は入口を通りすぎてしまうほど、まさに路地という細い道が続きます。スマホのGPSとにらめっこしながら道を探します。海に近いため強風を防いだり、防犯の役割も兼ねてこのような曲がりくねった細い道になったとか。観光地にはなっていますが沿道は今でも普通に生活が続いています。昼間であれば観光客も多いのでしょうが、この時間帯は自分たちだけ。薄暗くなり始めた街並みもあって、とても不思議な空間です。

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小腹がすいてきたので中山路の有名な肉まん屋さん「阿振肉包」へ。営業は19時までですが、もう品切れのメニューも多く、残り少なくなった定番の肉まんと、具の入っていない饅頭を買って食べ歩きます。

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少し南西方向に歩くと400年近い歴史を持つ古跡「龍山寺」。風格のあるお寺です。自分たちは中山路側から来てしまったので、裏口から入る形になってしまったのですが、反対西側の龍山街が正面。ここから入ると山門、正殿、後殿と続き、台湾の紫禁城と言われる四進三院の建築様式を実感することができます。

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ここから一気に街の北側へ縦断すると「老街」。ここも昼間は観光客向けの店が開いて賑やかなのだと思いますが、この時間はひっそり。台北の九份もそうですが、老街は明かりが灯り、人気のないひっそりとしたこの時間帯が大好きです。本当にタイムスリップしたような気分になります。

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中山路へ戻りさらに北へ行くと天后宮。周辺はちょっとした夜市のようになっており、龍山寺と比べ寺としての規模は小さいながらも、華やかで賑やかな雰囲気です。航海の安全を守る神、媽祖が祀られていて、夜も参拝者が絶ちません。中ではストラップなどの媽祖グッズやガチャポンもあったり、境内横にはファミリーマートがあったり、かなり商売上手な感はありますが…

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天后宮の前の食堂で晩ごはん。これもまた鹿港名物のカキを使ったオムレツ、海鮮焼きそばを食します。

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食後のデザートは麺茶。麺といえば小麦粉。これに砂糖やゴマを加えてきな粉のようになったものをお湯で溶いて飲むので若干粉っぽいのですが、この時期はかき氷のトッピングとしても美味しくいただけます。

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帰りは中山路沿いの老舗菓子店「玉珍齋」で買い物。パイナップルケーキや求肥のようなお菓子を購入。

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初めて訪れた鹿港ですが、やはり一泊してこそその価値があるような気がします。というか台湾はそういう場所が多いですね。鹿港を訪れる際はぜひ1泊を。

明日は平日朝の鹿港を周り帰国します。





台湾旅行(14) 2日目 ~宜蘭から梨山へ路線バスの旅~

今日はいよいよ梨山に向けて出発します。

梨山は台湾中部の山岳地帯に位置し、台湾随一の高級烏龍茶葉の産地として有名です。日本では阿里山や凍頂山が有名ですが、梨山の烏龍茶は生産量が非常に少なく、希少価値が高いため、あまり市場に出回ることがなく、むしろ知名度としては今ひとつというところもありますが、100g 10,000円なんて言うのもザラにある超高級烏龍茶の産地なのです。

住所としては台中市になりますが、ただそこまでのアクセスはかなり不便で方法は3つ。1つは台中北側にある豊原からのルート。バス路線としてもかなり長距離で約170km、所要時間はなんと6時間!! しかもマイクロバス…。2つ目は台湾東部の花蓮から名勝タロコ峡谷を抜けるルート。距離は約140km、約5時間。そして今回向かうのは台湾北東部の宜蘭からのルート。約120km、約4時間。宜蘭からのルートを除きバスは1日1往復。1日で梨山を経て反対側へ抜けるには豊原~梨山~花蓮のパターンしか無く、あとはすべて梨山で1泊する他ありません。よって今回は宜蘭から入り梨山で一泊したあと、台中側に抜けることにしました。

出発まで台北の朝市散策

本来であれば梅雨まっただ中の台北。しかし今年は晴天が続いているようで、気温もここ数日かなり高温になっているようです。今日も早朝からカンカン照りの猛暑…とは言え宜蘭に向かう列車の時間まで少しあるので、ホテル周辺を散策します。

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まずは中山路を台北駅方向に南下して10分ほど、雙連の朝市へ。台湾と言えば夜市が有名ですが、それはそれで楽しいですけど、庶民の生活の様子がダイレクトに伝わってくる朝市も意外とおすすめ。あまりその場で買って食べ歩くようなものはありませんが、珍しい野菜や果物、魚介類が並んでいて、スーパーマーケットが当たり前のように普及してしまった今では、昔ながらの台湾の様子を味わえる貴重な場所です。

サンルートのある民権西路からは地下鉄で1駅ですが、歩いてもすぐです。

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ちょうど地下鉄のトンネルの上に沿うようにお店が並んでいます。食材から衣料品、雑貨までなんでもありです。

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腹ごしらえのため、地下鉄駅のすぐ脇にある「世紀豆漿大王」へ。朝市の横にはおいしい朝食屋さんがあります。

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まずは朝食の定番豆乳。ほのかに甘くて、とにかく量が多いのが台湾。でもやや薄めで重たいわけではないので、結構飲めてしまいます。そしてセットに肉まん。これで35元。肉まんも台湾らしくやや甘めの味付けですがジューシーで、なにより生地がおいしい!!

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賑わう朝市を通りぬけ、続いて民権路から中山路を少し北上したところにある福利麺包へ。なんかラーメン屋さんみたいな名前ですが、麺包とはパンのこと。中国語で「麺」は小麦粉、でそれを「包」んだので麺包。まだ朝早いですが、パン屋さんは多くのお客さんで賑わっています。

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観光客には定番のパイナップルケーキでも有名なお店ですが、色とりどりのパンも見ていて飽きません。見かけだけでなく味や食感も満足です。

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とくにこの胡麻が練り込んであるパンが美味しかった~。

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台北から宜蘭へ特急列車で

ホテルをチェックアウトし、10時30分発の特急列車で宜蘭に向かいます。
台北駅は週末ともなると構内の広場にはたくさんの東南アジア系の人たちが集まり、地面に座り込んで食事を拡げてピクニック状態になります。香港みたいですね。

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まずは日本でネット予約・決済していた列車のチケットを受け取ります。窓口でも受け取れますが週末は非常に混雑しているので、自動券売機がおすすめです。以前は外国人だと身分証番号がうまく入力できずにエラーとなってしまうこともありましたが、今回はなんの問題もなくチケットが出てきました。

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週末の特急列車はかなり混雑します。特に土曜午前の下り、日曜午後の上りは当日購入はまず無理(自強号の座席なしなら大丈夫ですが…)なので、ネット予約・決済が必須です。今回予約しておいた花蓮・台東行きの普悠瑪号は特に予約困難で、2週間前の予約開始と同時にトライしても満席…。それから数日、時間さえあればネットをチェックして、運良くキャンセルが出たか残席が開放された時にゲット出来ました。


駅1階の台鉄グッズショップを覗いたら、これから乗る普悠瑪号のNゲージモデルがあったので購入。1,620元とたった1両なのに目玉の飛び出る高さですが、日本と違い鉄道模型のマーケットが小さく、数も出ないので致し方なしというところでしょうか? でもクオリティは値段相応で非常に高く満足いくもの。

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ショップ横のお弁当ブースで駅弁も購入。台湾を訪れるたびにお弁当の種類も増えていきます。ただ基本暖かいものしか食べない台湾では、やはりどれも似通った感じになってしまうのは残念なところ。今回は鴨肉と定番の排骨飯をチョイス。

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明日訪れる予定の清境農場OPENちゃんが、旅の始まりを演出してくれます。

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地下のホームに下りいよいよ普悠瑪号とご対面。

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登場からもう何年も経ちますが、台鉄のフラッグシップとしての貫禄を感じます。最初は変なデザイン…と思いましたが、見慣れてくると台湾らしくていいのかなと。

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車内はこんな感じ。満席でも立席利用が許されていないので、車内は比較的落ち着いています。

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座席も広々していて快適です。が、日本製ということもあって異国感や旅情感はあまり無し…やはり年季の入った旧型車両がいい。

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宜蘭までは1時間少々。鉄道は北側を大きく迂回していきますが、ほぼ直線で山岳地帯を貫く雪山トンネルが出来て以降、料金時間とも高速バスが優位の区間です。九份の最寄り駅、瑞芳を通過ししばらくすると左手には太平洋の雄大な景色が拡がります。

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宜蘭に到着。駅舎は当地出身の絵本作家、ジミー・リャオの世界観に装飾されています。
梨山行きのバスは12時40分発。駅前も通りますが、ここから駅を背に左手へ徒歩10分程の場所にあるバスターミナルが始発とのことで、散歩がてら歩いていきます。

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こういう風景が台湾らしい時間の流れを感じさせますね。

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途中4日前にオープンしたばかりという「幸福転運站」に立ち寄りました。ここもまたジミー・リャオにちなんだ施設で、動物の滑り台やアスレチックぽいものなど、小さな子が遊べる施設になっていて、なんとも癒されるスポットです。暑ささえなければ…

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梨山へバス旅の始まり

大きな踏切を渡るとまもなくバスターミナルが見えてきます。台北行きの高速バスが頻繁に発着する他、宜蘭郊外へのバスが発着しています。梨山行きは3番乗り場から。国光客運という主に長距離高速バスを運営している元国営バス会社ですが、このような地方では路線バスも運行しています。まさにJRバスみたいな存在ですね。

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ターミナル内にはコンビニもあるので、長時間のバス旅に備え飲食料の調達もここで。
乗り場には梨山行きに乗ると思しき観光客や地元の人達が集まり始めます。ところが時間を3分、5分と過ぎてもバスがやってこない…10分ほど過ぎてようやく現れたバスがこちら。すでにお客さんが乗っていたのと、このあと駅前を通過していったので、もしかしたらバスターミナルが始発なのではなく、駅前から来たのかもしれません。

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比較的大型のバスなのですが、座席数が少なく、かつ4席ほどが山間部へ運ぶ荷物で占められているため、
20人ちょっとで満席に…。自分は悠遊カード を使用したのでチケット売り場には立ち寄らなかったのですが、後ろから乗ってきた人が乗車券を確認しながら座席を探していて、えっっ!!指定席なの?! とびっくり。だけど指定された座席もどうやら荷物に占領されているみたいで車内は少々混乱気味。結局なんとかみんな座席に収まりましたが、ほぼ満席の状態になりました。

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さて、ここから4時間ほどのバス旅が始まります。バスは蘭陽平野を西に進み、まもなく広大な蘭陽渓に沿います。行程の半分は比較的直線のなだらかな勾配の道路で、快調に飛ばしていきます。徐々に左右から切り立った山々が迫ってきますが、蘭陽渓の河床面積は広大で、道路沿いには河床農地が拡がります。この光景がとにかく圧巻。河の奥の奥まで見渡すかぎり拡がるスイカ畑。台湾にこんな景色があるとは思いませんでした。

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出発してから2時間ほど、南山という集落の新南山商号という商店前で休憩を取ります。飲み物やちょっとした食料も調達できます。店頭で蒸かしていた饅頭が美味しかった~。

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直線距離で言えばすでに2/3ほど進んでいますが、時間で言えばちょうど中間。この先の道の険しさが想像できます。

想像通り、ここを出発すると急に道が険しくなってきます。バスはエンジンを唸らせながら右に左にカーブをクリアしていきます。ガードレールはおろか道そのものが崩れてしまっているところもザラ…。ひとたび大雨が降ればこのあたりは通行止めとなり、場合によっては集落が孤立してしまうなど、厳しい自然環境であることを感じます。

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霧の中を抜け、微かに青空が見えてきました。

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途中一旦道を外れ、武陵農場というレジャー施設にも立ち寄ります。

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武陵農場を出るとぐんぐんと高度を上げ、次第に視界も開けてくるようになります。そして茶畑も徐々に姿を見せ始めました。

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梨山茶の看板がちらほら見え始めるとまもなく終点の梨山。運転士さんおつかれさまでした。

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バス乗り場は今日泊まる梨山賓館の目の前。もう時間はすでに17時前ですが、テントの下には名産のリンゴや梨のドライフルーツを売るおばちゃんたちが店を広げています。

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テントの下では地元特産のリンゴや梨、水蜜桃のドライフルーツを売っていました。中国語では高麗菜と呼ばれるキャベツを乾燥させたものも。これはカップラーメンのかやくみたい…

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とりあえずホテルにチェックイン。やたらと日本語のうまいスタッフの方が館内や周辺の説明をしてくれます。
「日本語うまいですね~」って言ったら「スイマセン…日本人なんです…」と。失礼いたしました。まさかこんな山奥のホテルで日本人スタッフがいるとは思わんですよ。

ホテルの建物はよく言えば豪華絢爛。でもこの大自然には不釣り合いなこてこての中華様式。なんでも蒋介石ゆかりのホテルらしく、どうりで台北の圓山飯店にそっくりなわけだ。大地震後にはしばらく閉鎖されていたようですが、部屋は綺麗にリノベーションされていてとても快適。

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備え付けのお茶はもちろん梨山茶。ここで天仁茗茶とかだったらがっかりですよね…ティーバッグとはいえ香り高く、ほんのりと甘い美味しいお茶でした。

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まだ明るいので周辺を散策すると、いくつかお茶の焙煎やパッキングをしている工場も。しばらく建物の前に立ってお茶の香りを深呼吸(笑)

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ただ、周囲にお茶の販売を全面に出したおみやげ屋などはなく、直売もしてそうなところもあるにはありましたが、時間が遅かったのと、やはり高級品・希少品過ぎて、観光客に売るよりも台北に卸した方が儲かるんでしょう、結局一軒だけあったスーパーとホテルの売店で購入しました。きっと中には他産地とのブレンドや偽装品も相当出まわっているんでしょうね。ちなみにホテルで購入した茶葉は75g入りで1,000元でした。

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周囲にはレストランなんてものもないので、当然夕食はホテルの中でいただきます。まぁ味は普通ですが、こんな山奥でいただけるのですから我慢しましょう…

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タグ:梨山
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台湾旅行(14) 1日目

お茶の買い出しを兼ねて半年に1回は訪れている台湾も、2015年はタイミングが合わずスルー。
ようやく前回2014年12月以来、通算14回目の台湾旅行となりました。

もう主だった所は行き尽くしていますが、今回は以前からかなり興味を惹かれながらも訪れていなかった場所にチャレンジする事にしました。その場所とは台湾中部の山岳地帯梨山。台湾最高級と称される梨山茶の産地です。台湾茶好きの聖地と言っても過言ではないこの場所は、まさに台湾島のど真ん中に位置し、沿岸の主要都市からのアクセスは最高に悪いです…。

ということで今回の旅のスタートは成田空港から。梨山は現地で宿泊すると最低でも4日間必要になるため、3連休前の仕事終わりにスカイライナーで成田に向かい、深夜に台北に到着するという4日間の行程です。
スカイライナーは期限切れ間近の株主優待券をチケットショップで購入しておきました。

フライトはトランスアジア航空GE607便。台湾では復興航空という名前ですが、昨年一昨年と立て続けに事故を起こしたため、かなり不人気なのか激安価格でチケットが販売されていました。もっともこの会社この2件までは近年大きな事故もなく、手荷物も無料で預けられるなど、LCCに比べコストパフォーマンはよい会社でした。成田-台北線はLCC含め10社がひしめく激戦区のため1万円台で往復できるチケットもザラに出てきます。


久しぶりの成田第2ターミナル。サテライトとの通路が改装されてからは初めての利用です。
まずは5日前に妻が銀座の「Japan Duty Free GINZA」で購入した免税品の受け取り。場所は本館からサテライトに向かう通路の入り口の更に下。あまり目立つ場所ではありません。

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妻はジョーマローンのコロンとサン・ローランの財布を受け取りご満悦…。

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サテライトに向かう通路は以前の成田空港からは想像できないほど改装されています。もともと幅の広いスペースを使ってカフェや企業の広告スペースが並んでいます。

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こちらは私もピローを愛用している西川のAiRのPRブース。エアーのマットレスの上でゴロ寝ができます。
こんな空港他にあるでしょうか?

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スポットには既にトランスアジア航空のA320が折り返し準備中。この便は5月上旬までは最新鋭の大型機A330で運航されていましたが、機材が縮小されてしまいとうとう7月からは運休…。やはりLCCとの競争が厳しかったのでしょう。

それにしてもあたりを見回すとタイ・エアアジアやタイガーエア台湾、香港エクスプレス、窓の向こうの第3ターミナルにはジェットスターとLCCの百花繚乱。時代は変わりました。

程なくして搭乗開始。パット見日本人3対台湾人7くらいでしょうか?金曜夜なのでこれでも日本人比率は高い方なのでしょう。LCCではないので頭上の荷物棚のスペースを争うことも無く、平穏なボーディング。CAの安全確認動作もキビキビしていて第一印象は良好。足元も普通の広さで窮屈な気はしません。

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機内食はこんな感じ。私は豚そぼろ、妻は鶏肉。味はまぁ、美味しくもなく不味くもなく…

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桃園空港の上空で15分ほど旋回待機の後、桃園空港に着陸。以前バニラエアの深夜便で到着した時は台北行きのバスが全て満席で乗れず、タクシーを利用する羽目になりましたが、今回はバスの本数も増え待たされること無く国交客運のリムジンバスに乗車。

今までバスのチケットは窓口で購入する方式でしたが、いよいよ自動券売機が登場。ただ時間指定はされていなかったので、直近の便に乗れる保証はありませんが…変わったといえばバスも古参のアメリカ製のごっついバスが廃車になり(あれはあれで味がありましたが)比較的新しい車に。前方には電光表示板も設置されましたが、相変わらず親切な車内アナウンスなどは無し。空港を結ぶバスなのですからもう少し改善されてもいいように思えますが…

ホテルは民権西路のホテルサンルート台北を予約してあるので、民権路を少し超えたところの台泥大樓で降車します。チェックインした後近所のセブン-イレブンで飲み物と夜食を購入。ついでにATMで現金を引き出します。

明日は梨山に向けて長い移動です。



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話題の市中免税店に行ってみた!

2016年、多少円高に振れてきたり、熊本地震はあっものの、まだまだ衰えることのない外国人観光客。銀座の街はかなり前から中国語を話す観光客が目立っていましたが、考えてみれば高級ブティックは一通り揃い、デパートも複数あり、老舗のテーラーや帽子店、そうかと思えばユニクロ、H&Mなどのファストファッションから洋服の青山、マクドナルドやサブウェイなどのファストフード、地方のアンテナショップや映画館もあるしとまぁ思いつくものはたいてい揃うこの街ってホントにスゴイんだなぁと思います…。

そんな銀座の街にも今までなかったのが免税店。もちろん一定以上購入すれば消費税が免税となるTAX FREE の店はごまんとありましたが、関税まで免税となるDUTY FREE の店はありませんでした。いわゆる市中免税店というやつですね。日本ではこれまで沖縄に一か所だけありましたが、あれは特例中の特例で沖縄県外に出発する国内観光客向けの免税店。非常に複雑な制度で何がお得なのか分かりづらい珍しい存在でした。

ところが1月に三越銀座店の8階、3月には東急プラザの8・9階に本格的な市中免税店が相次いでオープン。本来は訪日外国人向けの店舗ですが、制度上は日本人でも利用可能ということで、5月27日から4日間の予定で台湾に行くことになったため、私は見物がてら、妻は買う気マンマンで覗いて来ました。


とにかく広いロッテ免税店

まずはじめに訪れたのは数寄屋橋阪急跡にオープンした東急プラザにある「ロッテ DUTY FREE」。何かと話題のロッテw。名前の通り韓国資本の免税店ですが、今や韓国外にいくつも免税店を展開しています。人でごった返す下階とは対照的に、8階まで上がると雰囲気がガラリと変わります。全体が白基調で明るい店内。そして客より数の多い店員…そこはまさに空港の免税店そのもの。ちなみに商品は30日以内に海外へ出発する人で、パスポートと航空券を持参しないと購入できませんが、店内を物色することは誰でも可能です。

2層のフロアには30以上のブランドがひしめき、その他にも韓国製のコスメやお菓子家電製品の売り場も。え?! ここは日本ですけどね(笑) 売れれば何でもいいんでしょう。韓国企業ですし。店員も韓国人風? な人が多かったです。購入手続きは各売り場で直接行う方式で、後述する三越と比べると対照的。たくさん買うなら三越の方が便利だし、少量ならロッテのほうがやや早いかな。

正直値段は2店舗ともほとんど差はないと思いますが、ロッテは割引クーポンとかVIPカードを配布しているので、こういうものを活用できればロッテのほうがお得かもしれません。


日本人でも買いやすい三越免税店

比較的早くから外国人向け売り場の設置など対応を強化していた三越。免税店運営ノウハウのある羽田と成田の空港ビル会社と共同出資し、都内初の市中免税店「Japan Duty Free GINZA」として1月にオープンしました。ここもロッテと同じように入店自体は誰でも可能。但し購入者はエスカレーター横の総合カウンターで予めパスポートと航空券を提示して、ショッピングカードを作っておく必要があります。

背後には羽田空港を出発する便の案内も。

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店舗自体はロッテに比べると狭いですが、ベタな免税店の雰囲気はなく、三越らしい高級感のあるインテリアに仕上げています。面積が狭い分、ブランドもよりすぐった感があり、また日本企業が運営しているだけあり、日本人利用者の好みもかなり想定しているような雰囲気がありました。

妻のお目当ては愛用しているイギリス・ロンドンのブランド「ジョー マローン」のコロン。実はロッテの方にも出店しているのですが、空港の免税店でも取り扱いは限られており貴重(らしい)です。

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店内他にお客はおらず、店員さんにいろいろな香りをサンプルに出してもらいながら、ゆっくりと買い物を楽しんでいました。国内未発売のものもあるようでしたが、結局購入したのはオレンジ・ブロッサムの100ml。国内定価16,740円が12,400円と26%引き!! ちなみにMIカードがあると各店舗5%ポイント還元されるそうなので、わざわざ会員になるかといえば? ですが、カードを持っている人は忘れないようにしましょう。

商品はもちろんこの場で受け取ることはできません。支払いだけ済ませて引換証を受け取り、あとは出発当日空港で受け取ることになります。

ちなみに…妻はこの時覗いたサン・ローランの財布にも目をつけていて、出発までにもう一度足を運んで購入していたのでした…


結局市中免税店は何が得なのか??

結論から言うと値段だけを言うなら空港免税店と特に変わりはありません。消費税8%は確実にかかりませんから、国内でも価格統制が厳しく定価販売しかされていないブランド品などはそのぶん安いです。加えてさらにおトクなのは輸入関税が掛かるもの。お酒であったり革製品ですね。昔は贅沢品こそ輸入関税が高いイメージが有りましたが、貿易障壁は撤廃する方向の昨今、国内産業の保護という目的が重視され、嗜好品や高級品って意外と関税が掛かっていないものなんです。例えば腕時計とか化粧品とか。よっぽど量販店で買ったほうが消費税分以上に安いです。

ということで、間違いなくトクなのはタバコ。これは63%という高額なたばこ税が免除されるのだから当然。どんな量販店だって敵いません。。。

お酒は意外と関税率が低くなっているので、これは量販店購入した方が安いケースが殆んどでしょう。免税店の予約サイトで比較してみればわかりますが、シーバスリーガル25年なんかでも、ネットショップの方が1万円以上安かったりします…その上旅行中ずっと重たくて割れやすいものを持ち歩かなければいけないですからね…

輸入化粧品・コロン類は10~20%程度安いようです。これも関税率は低いですが、国内流通経路とは全く異なるため、ブランドが独自に値段設定していたり、そもそも国内では未発売のものがあったりで、値段以外のメリットもあるようです。

バッグや財布などの革製品は関税率がやや高いので、こちらも10~20%程度の割安感があります。

総合的に考えると、値段としておトクな商品カテゴリーは極限られている。ただし国内で手に入らない物が買える。ここまでは空港免税店と同じ。そして何より、飛行機の出発時間を気にせず買い物ができる。これが市中免税店の何よりのメリットでしょう。初めから買うものが決まっていれば構わないかもしれませんが、商品の風合い、手触りをじっくり確認してから買いたいという方には何よりのメリット。そして空港ほど混雑もしていないので、店員とじっくり話しながら買えることもメリットですね。そしてこれは奥様の買い物に付き合わなければいけない世の旦那様にはデメリット以外の何物でもありません。時間を気にせず余計なものまで買えるわけですから。「あぁ、もう搭乗の時間だよ!! また今度にしな!!」が通用しないのはかなり痛いです。

ということで、酒は飲まない、タバコは吸わない、化粧はしない、そもそも高級ブランドに興味が無い私にとっては、全くメリットがないということだけはよくわかりました(笑)

そして妻はジョー マローンのコロンとサン・ローランの財布の受け取りを心待ちにしています(爆)
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成田空港に行くなら…5月・11月は京成がオトク?!

台湾出発まであと1週間。

ここ数年成田への移動手段といえば、銀座・東京発の平和交通1,000円バス「THEアクセス成田」が我が家の定番なのですが、今回は仕事終わり後で時間に余り余裕が無いこと、金曜の夕方で高速道路の渋滞リスクもあることから久々のスカイライナーを選択しました。

通常であれば運賃1,240円+ライナー料金1,230円=合計2,470円と、まぁ成田エクスプレスに比べれば安いですが、1,000円バスに慣れてしまった身には結構厳しい…そこで頼りになるのがチケットショップ。大手私鉄は各社株主向けに優待乗車証を発行していますが、京成電鉄ももちろん発行しています。京成の株主優待乗車証は、船橋・津田沼周りの京成本線ルートだけでなく、成田スカイアクセス経由でも利用できるところがミソ。本来この区間は北総鉄道という京成電鉄とは別の会社が運営していますが、分岐駅の京成高砂と成田湯川以遠空港方面を途中下車せず乗り通す場合に限っては、京成電鉄線としての扱いとなり、優待乗車証も使用することが可能です。

しかも通常は800円~1,000円くらいで販売されている優待乗車証が、この時期は大幅にディスカウントされます。それは優待乗車証の有効期限が毎年5月末と11月末だから。以前はGW明けあたりから値崩れが始まっていましたが、最近は低価格バスの台頭もあってか結構早い時期から値段が下がるようで、逆にギリギリすぎると完売のリスクも…。今回は5月27日出発というこれ以上ない好条件のため、今日新橋のチケットショップを覗いてみたところ、なんと500円という破格のお店を発見!! このお店ではスカイライナーの回数券も1,150円でバラ売りしていたので、割安感は小さいもののそちらも購入。ひとり1,650円でスカイライナーを利用することができる計算です。

海外で何十万と使うのに、何をそんなにケチるのか? という方には無縁な情報ですが、5月と11月の成田空港は京成がお得です!!


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日立炊飯器 打込鉄釜おひつ御膳 RZ-TS201M を買ってみた

ゴールデンウィーク後半の5月5日。ダイニングで昼ごはんを食べていると、母が自室から出てきて何やら喚いてきました。聞けばジャパネットのテレビショッピングで少量炊きの炊飯器が安いから買うんだと。この時点で完全にジャパネットに飲み込まれていた母は、MCのセリフをオウムのように語りだします。「ウチはいつも5.5合の炊飯器なのに、1.5~2合くらいしか炊かないでしょ? だったらはじめから小さいので炊いたほうが美味しいのよ」と。で自分もその番組を見てみると、紹介されていたのは日立の 打込鉄釜おひつ御膳 RZ-TS201M というモデル。2~3年前に発売されたおひつ御膳のシリーズで、型番はジャパネットのオリジナルでした。おひつ御膳といえば、電気ケトルのように釜とIHの台座部分が分離し、まるでおひつのように食卓に持ち運んで使えるという日立らしからぬ(失礼…)アイデア商品。登場時には少量炊きも然ることながら、このインパクトのある丸いおひつ型炊飯器で結構話題となったものです。ただ、いかんせん4万円台と値段が高く、通常型の炊飯器なら同価格帯でワンランク上のものが購入できるとあって、正直デザイン代だな…と。しかも容器が円形なので、現在一般的な四角型の炊飯器に比べると側面からの加熱が弱く、純粋に炊飯器としてみた時の能力は疑問に感じていました。

今回ジャパネットではGW丸一日を使ってこの炊飯器を猛プッシュ。そして値段はなんと本日限定29,800円(税別)!! 型番の違う最新モデルは価格.comの最安店で3万円台の後半、量販店でも5万円とジャパネットにしてはかなり頑張ったお値段。ただ型番が違うので、よくありがちな見た目一緒だけど中身はコストダウンしてますぜぇ…的なものかと推測してみるも、仕様を比べる限りでは違いが見つからず。打ち込み鉄釜の内釜も同じようでした。しかもジャパネットでは9kgのおコメ付き。これだけでも5千円近い価値があることを考えると、やりますなぁジャパネットサン。ジャパネットなんて価格.comの存在を知らないシルバー向け媒体だと思ってましたが(笑)

嫁は2合じゃ少なすぎると不満顔でしたが、母は買う気満々。「24時までの特別限定価格ですよぉ~」というMC中島さんの呼びかけに、すでに電話機に手を伸ばしていたのでした。

で、それから9日後。本日その炊飯器が到着しました。佐川急便さんが持ってきたダンボールがでかい、重い
。なんで2合の炊飯器が? と開梱してみると、あっ米も入ってたんだ…

壮観…

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こしひかり、つや姫、ななつぼし、ゆめぴりか、ひとめぼれ、あきたこまちといったブランド米がそれぞれ2合☓5袋、9kg。

そしてこちらが炊飯器の梱包。しっかりジャパネットオリジナルモデルの型番入り。あたりまえか。

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最近の炊飯器はやたらメニューが豊富でスゴイことになっていますが、こちらは至ってシンプル。潔いくらいシンプルです。

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カラーはブラウンゴールド。キッチンに置くと先輩の象印オーブントースターとも同系色でしっくりきてます。

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炊飯器の価格に一番跳ね返り、炊き上がりの味を左右する内釜は、打ち込み鉄釜という特殊な機械で高温の鉄を底面に溶射しさらにアルミでコーティングするという手の込んだもの。なので底面は鉄の粒でかなりザラついた感じですが、日立の上位モデルのみ搭載されている内釜です。消費電力はメーカースペックで134Wh/回。やはり5.5合クラスに比べると低消費電力です。

早速、炊いてみました。時間は通常モードで約50分。お急ぎだと半分になります。

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う~ん、ちょっと水多かったかな…
台から取り外してダイニングテーブルに「おひつ」を移動します。電源を切っても2時間位は保温できるようなので、家族で食べる時間がずれていても大丈夫。

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で、肝心のお味は…


よくわからん。新しい炊飯器で炊いたんだと言われれば美味しくなったような気もするし、黙って出されればわからないような気もするし。炊飯器のせいなのか、はたまたお米のせいなのか?? ようは気の持ちようということですね!! ただあまりご飯がおいしいと食べ過ぎて太ってしまいますから、適度に美味しくてよろしいんじゃないでしょうか?

でもでも、はっきりと違いが分かったのはこの後。昼過ぎに炊いたご飯の余りを保温も切ってそのままにしておいたのですが、夕方冷め切ったご飯をつまんでみたら…

「う、うまいっ!!」

そう、冷めたご飯があきらかに美味しくなっていのです。なんというか甘さがある。アミノ酸? のせいでしょうか? ネットで調べると、冷めたご飯はでんぷんが変化し、体内で糖分が吸収されにくい性質に変わるので、ダイエットにいいんだとか。でもそれって味とは関係ないよなぁ。でもまぁ美味しいんだからいいですね。

4万円台なら買う気はしないですが、3万円くらいなら少人数家庭におすすめしたい炊飯器です。


日立 おひつ御膳(2合炊き) RZ-WS2M-N
価格:38688円(税込、送料無料)



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